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地理部の研究2009
松尾芭蕉『おくのほそ道』を求めて

地理部の2009年の研究テーマは松尾芭蕉の『おくのほそ道』についてです。
先輩がこのテーマを選び、栃木県内の芭蕉が歩いた跡を追いかけることにしました。
テーマが地理から外れているような気もしますが、もちろん私たちは地理部なので地理的な観点で調査しました。

調査
夏休みのある日、地理部一行(合計3名)は車に乗り、黒羽にある「芭蕉の館」という施設を目指して旅立った。芭蕉の館に行く途中、那須与一の郷という道の駅があり、その裏にある那須神社には芭蕉も寄っていったというので、私たちもそこへ寄った。
小雨が降っていて、那須神社がしっとりとした雰囲気だったので、私たちを歴史の旅に引き込んでくれるようだった。その那須神社の絵馬を見てみると、「○○試験に合格しますように。」という願いや「○○高校に合格できますように。」という受験祈願がたくさんかかっていた。その中になんと宇高生の書いた絵馬を発見した。こんなに遠くから宇高生が通っていることに驚いた。
それにしても那須神社の地面は滑りやすい。苔が湿っているようで踏むと氷のようにすべる。わらじが敷いてあったので、そこを歩いていけばいいのだが、すべる神社というのもどうかと思った。

那須神社と絵馬と灯籠の写真
那須神社

那須神社の門の写真
那須神社の正門



芭蕉の館に到着した。車を停める駐車場が異常に広いことに目を引かれた。野球ができそうなほど広いが、停まっている車は地理部のものだけだ。こんなにお客さんが来るのだろうか。
芭蕉の館はほとんどお客さんがいなかったので、松尾芭蕉に関する展示をゆっくり見ることができた。しかもそれだけではなく、水もお茶もコーヒー(あまりおいしくない)も飲み放題だし、パソコンも使い放題だ。パソコンというのはインターネット検索コーナーみたいな感じでおかれているもので、一台しかないが、お客がほとんどいない上し、受付の人からも直接見える場所ではないので事実上使い放題となっていた。



芭蕉の館データ
入場料 大人 300円
     子供 100円
営業時間 午前九時から午後5時まで 入場は四時半まで
定休日 毎週月曜日(祝日のときは翌日)、年末年始
室内は撮影禁止

芭蕉の館の写真
芭蕉の館


芭蕉の館を出た後、芭蕉も寄ったという雲巌寺が近くにあるようなのでそこを目指すことにした。雲巌時に向かっている途中、いくら進んでも雲巌時が現れないので引き返してみると、途中で素通りしてた公園みたいなところが雲巌寺だった。
早速雲巌寺に行ったが、車で通り過ぎてしまったこともあってゆっくり見ることができなかった。
帰り際に「俺が危い」を書かれた看板を見つけた。ここの和尚様が書いたそうで、印象に残った。

雲巌寺の橋の写真
雲巌寺


雲巌寺の本殿の写真
雲巌寺 本殿

雲巌寺の仏殿の写真
雲巌寺 仏殿



俺が危いと書かれた看板の写真
雲巌寺で見つけた看板

地理部の考察
松尾芭蕉は『おくのほそ道』の旅で、日光街道と奥州街道を通っていったと考えられる。その根拠は、直接奥州白河に向かうのではなく、日光の寺社や滝に立ち寄っていたからだ。栃木県内でもさまざまな場所を訪れていったようだ。
私たちは、日本中のさまざまな場所を地図のない時代に歩き回った芭蕉は地図の達人だったのではないかと考えた。おそらく芭蕉は空間認識能力が高く、地理的な能力が研ぎ澄まされていたのではないか。芭蕉が『おくのほそ道』の旅をたった5ヶ月ほどで終えることができたのもこのためだと考える。
そして、さまざまな自然を認識するなかで格調高い歌が生み出されたのではないかと思う。



この調査は私たちにとって、松尾芭蕉と地理について考える良い機会となりました。
今回の調査に協力してくださった顧問の先生、芭蕉の館の職員の方々、関係者の皆様に感謝を申し上げます。



地理部の文化祭での展示は、「宇高祭」のページにのせています。

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